歯の治療を断られた過去
2年ほど前、口コミで評判の良い近くの歯医者さんに行きました。
差し歯が取れたからです。
他の部分も観てもらい、
3回目診察の際に奥歯の抜歯と決まりました。
当日、アンケートに「既往歴」や「飲んでいる薬」の記入をお願いされました。
特に内臓関係は選択式でしたので、歯の治療で死ぬこともあると知っていたので、「肝臓」に〇をしました。
すると、お医者さんの表情が一変してよそよそしくなりました。
看護婦さんはやってきて、病気の事を私に詳しく聞きました。
私は「C型肝炎です」と答えました。
看護婦さんは奥に引っ込み、何やら、こちらを見ながら、先生とひそひそ相談しているようでした。
お客さんは一人か二人治療中でした。。
そして、待合室で待っている私の所に看護婦さんが来て、
「一度、専門病院を受診して症状を又、教えてください」と言われました。
前回診察時は「次に抜歯しましょうね」と明るくいってくださった初老の恰幅のいい男の先生は忙しいのか、何も説明してくれません。
今日は抜歯の日と思って、準備してきたのにな、、、。と心の中でおもいました。
看護婦さんに「抜歯はしてくださらないのですか?」
と聞くと、「後日又、症状をお聴きしたうえで、、、」と歯切れの悪いお答え、、。
看護婦さんは、気の毒そうに説明してくれましたが、なんだか、しどろもどろでした。
きちんと説明してくだされば、別に納得して帰るのに、、
フレンドリーな先生も急に私を見ません。
感染を気にされたのだろうか、、、と一瞬頭をよぎりました。
考えてみれば当然だと思いましたが、、、
なんだか、関わりたくないというような雰囲気を先生からも感じ取ってしまい、、心臓がどきどきしました。
すぐにでも、誰の顔も見ずにその場を離れたかったようにおもいます。
だけど、歯は抜かないと、、、と混乱して家に帰り夫に伝えました。
愛猫「そんなことがあったんだね・・・」
夫は言いました。
「お前ば馬鹿正直だな、言わなきゃいいんだよ」って・・・
私を慰めるつもりでそう言ってくれたとわかっています。
続けて夫は言いました。
「アンケートなんて、書かない人や、病気にかかっていると知らない人だっているんだし、そういうのって、じゃ、どうするんだろうね」って言いました。
これも慰めてくれているとわかりました。
私は、この病気が血液を介して感染するから、やはり、歯医者さんとかは一番知りたい部分だと思いました。
とても理解できます。
でも、それでも、やっぱり、自分が何か、不完全な人間のような気がして、落ち込んだ記憶があります。
「結局、奥歯は痛くないから、まだいいの」とか夫に言いながら、歯医者さんにいまだに行ってません、、、。
この治療が終わり、薬の服用終わったら、堂々と歯の治療行きたいな、、。
その前に、今の主治医の先生に今日、詳しくお聞きして、抜歯が大丈夫か確認しようと思います。
大丈夫かな、、。
今日は午後に診察です。
やっと12週間が終わります。
「あ、今日だっけ?・・・・頑張ってね」
と愛猫が言ってくれている気がします。